【2018/8/18(土)】
目覚めると天気はまずまずのようだ。
今日は、まずは美瑛の丘を少し散策。それから旭川経由で日本海へ抜ける予定だ。
キャンプ地は苫前にある¨とままえ夕陽ケ丘オートキャンプ場¨だ。
美瑛で国道からちょっと中に入り、気に入ったところで写真を何枚か撮った。
美瑛の丘って絵になるんだよなぁ…
道東の広大でおおらかさが感じられる風景もいいけど、この丘も魅力でいっぱいだ。
まだまだ見ていたいが、これで一日終わっちゃいそうなので、いいところで切り上げてバイクを走らせたのである。
旭川で旭川ラーメンを食べてから、深川そして滝川へ…
そして、滝川から日本海へと進路をとる。
天気はまあまあだが、気温はそれ程高くはない。
バイクで走ると肌寒さを感じるくらいである。
でも、雨が降らないだけまだいいのか? 6月7月は寒い上に雨ばかり降ってたな…
日本海…
夏のおだやかな時の流れの中に、冬の厳しさを想像してしまうのである。
増毛を通過する。
少し街を散策したかったのだが、時間が押してきていて先を急ぐことにする。
以前来た時は国稀酒造に行ってお酒買ったなぁ…。
それに確かにしん番屋も見た…
とままえ夕陽ケ丘オートキャンプ場はオートキャンプ場でありながらチャリダーやライダーのためのフリーサイトが設けられている(10張程度)。
しかも料金500円という親切さだ。
バイクもテントの脇に置けるし、ゴミ捨てもOK(ゴミ袋を100円で購入する形)。
温泉も隣接してるし、コンビニも近くにあり…
と、ツーリングのお宿としては充分過ぎるほど¨アリ¨なのである。
【2018/8/19(日)】
今日はオロロンラインを北上し、利尻富士と北の風景を楽しみ、そして稚内を通りオホーツクに抜ける予定だ。
キャンプ地は今回一番楽しみにしているクッチャロ湖畔のキャンプ場である。
しか~し!
天気は下り坂…
我がテントの左隣りのチャリダーは、「今日は雨降るみたいなので早めに民宿に入ってゆっくりしようかなぁ…」なんて言っている。
一方、右隣りの4日の予定で昨日石狩から出てきたばかりだという60代の男性は「こんな予報なんで、もうこれで帰りますわ」とか言っている。
そうかぁ…
誰も止めはしない…
止めはしないが、その雨の先にきっと光る何かがあるはずだ!
いや、やっぱり気分は重い…
みな、それぞれの旅へと出発していった。
そして自分もバイクのセルスターターを押したのだ。
(左手に鉛色の日本海を見ながら北上する)
自分の斜め左後ろの日本海側からかなり強烈な風が吹いている。
自分にとってはほとんど追い風なので全く苦にはならないが、前から来る、特にチャリダーにとっては相当辛いこの風だろう。
自然にガッツポーズでエールを送りたくなる。
(オトンルイの風力発電群が見えてきた)
風は強いが雨は降っても小雨程度。
路面も完全なウェットにはならず、どうやらこんな感じでそれ程悪くはならないようである。
そして、おとといや昨日に比べ気温は高く、気分が重いどころか、これが意外と快適だったりして…
利尻富士ももうすぐそこだ。
さらに北上を続けたのである。
つづく